役員ブログ 次世代育成実践委員会 横田委員長

皆さんこんにちは!私は、公益社団法人高岡青年会議所が推し進める3政策のうち、次世代(みらい)づくりを担当しております、「次世代育成実践委員会」委員長の横田誠二と申します。

 昨年の夏ごろ、現理事長の樋口裕祐先輩より当役職への就任の打診を受けてから、総会を経て結成された委員会メンバーの皆さんとともに、次世代を担う青少年に何が足りないのか、何をすれば彼らのより良い成長が得られ、私たちが目指す「明るい豊かな社会の創造」へと繋がるかを考えながら委員会方針を策定し、以後、例会や事業の企画・立案を進めてきているところです。

 私たちがまず一番初めに私たちが企画・議案上程したのは、担当として割り当てられた5月例会であり、子どもたち一人ひとりの可能性を最大限発揮させるための意識を醸成することを目的に、オリジン・コーポレーションの杉井保之氏を講師にお迎えして、彼らの成長に深く関わる地域の大人を対象に講演を行いました。

 これは、子どもが可能性豊かに、他への感謝の心を持つ大人へと成長するためには、我々大人が子どもへの教育の根幹となる、人の生き方に対する価値観を見つめ直す必要があることから行ったものであり、最終的には我々大人が、子どもへの教育の変化をもたらし、彼らの可能性拡大、そしてより良い成長へと繋がることを期してのものであります。

 なお、最近良く使用される言葉で表しますと、いわゆる「親学」と呼べるもので、PTAなど現役の子育て世代の皆様を中心に参加の声掛けをさせて頂き、例会当日の510日は、多くの一般来場者をお迎えし、盛会のうちに無事終えることが出来ました。ここに改めて深く感謝申し上げます。

 そして、ほぼ時を同じくしてもう1つ、青少年の中でも特に高校3年生を対象とした、富山県内で民間団体主導としては初めての有権者教育を、高岡市内の私立高校で428日及び52日にそれぞれ高岡第一、高岡向陵高校において実施致しました。これは、次世代を担う青少年が、自らの生まれた地域に誇りや愛郷心を持つ必要があるため行ったものであり、こうした思いが育まれるには、自分が住むまちのことを考え知ってもらうことが肝要で、それを深く真剣に考えるのが、政治・選挙であります。

 なお、ちょうど本年619日より、公職選挙法の一部を改正する法律が施行され、選挙年齢が20歳から18歳以上に引き下げとなるものであり、時宜を得た取り組みとも考えておりまです。

 ちなみに、事業対象者の選定に当たっては、19歳の皆さんは高校を卒業して就職で社会へ出られる方もいますし、車を運転するため活動範囲が格段に広がるなど、高校時代と比較して得られる知識や情報がこれまで以上に多くなることから、20歳未満の中でも、特に高校3年生に絞って実施することとしたものであり、かつ事業初年度ということもあって、市内の私立高校2校にて実施させて頂いたものです。

 ちなみに、残る私立1校の高岡龍谷高校については、高岡市選挙管理委員会が既に有権者教育を実施したため、市とも相談して実施を見送ったものです。

 終わりになりますが、私たちの組織は毎年役職や役割が変更するもので、この有権者教育そのものが今年度限りになる恐れはありますが、来年度以降、公立高校への拡大や、各高校において自主的・自立的にこの教育が進むことを期待するものであります。

 以上、2016年から約半年で数々の大きな取り組みを企画・実行したところでありますが、これから夏に向けて当委員会最大の懸案事項である、体験型の青少年育成事業の実施を控えております。

 この件につきましては、4月の議案協議を終え、今5月の審議・可決を得るべく議論を進めているところですので内容詳細の記載については控えますが、これまで先輩方が築き上げてこられた、高岡青年会議所の青少年育成事業に対する信頼や実績に恥じることのないよう、そして何よりも青少年の健全育成が図られ、実り多きものとなるよう、しっかりこの取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、メンバー並びにシニアクラブの皆様、そして市民の皆さまの温かいご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の活動報告、委員長所見とさせて頂きます。

 

有権者教育事業のご報告

 

5月度オープン例会「子育てに必要な考えとは~価値観の変化が、子どもの進化を育む~」のご報告