専務理事ブログ:組織づくりに必要なポイントとPDCAのスピード感

お早う御座います。本年度専務理事を務めます花田です。


2017年度がスタートして早半年が過ぎました。

JCではこの時期から、翌年1月スタートの組閣が動き始めます。
それではなぜこんな早くから準備するのか。
今日のブログでは会社に置き換えながら考えていきたいと思います。
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JCでは毎年6月に翌年1月からの理事長(社長)が予定者として承認されます。
この時期に、その社長のビジョンが社会からずれていないか、向かおうとしている行き先は間違っていないかが議論されます。

なぜ社長のやりたいことにいちいち議論が必要なのか。

要は、この社長の方針の主軸がずれていれば、この組織自体も違う方向にいってしまいます。

そしてJCでは「目的」を何よりも大切にします。例えば、英会話をマスターしたい、社長になりたい、海外進出したいといった手段ばかりの議論がなされると結局それをして何を実現したいのか。。。行き先も決めず旅行しますか?

描けてないものは何も実現できません。

なので、根本であるビジョンと目的を何よりJCは大切にします。
これは会社経営も同じですね!(^^)!

そして、その後6月中旬~7月中旬に、副理事長・専務(会社でいう副社長、専務)⇒室長(部長)⇒委員長(課長)の候補者が決まっていきます。

そして8月の総会で承認されます。

そして何よりこの承認後の動きが非常に大切です。

要は、社長の主軸(目的)がこの役員にしっかりと共有され浸透させることです。
所謂、実行責任者となる委員長(課長)のやりたいこと=すべきことまで落とし込むことです。

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初期の設計書をミスると良い建物はできません。なぜ巨人が勝てないのか。。。

チームは同じ姿勢で同じ方向を向いて力を結集しないと勝てないのです。
なので、この準備期間をしっかりと向き合うことで1月からのスタートダッシュが変わってくると思います。
自分の会社でも組織改組する際は、このPOINTを大切にしたいと学んでおります。

そしてこの際、最近感じていることを述べます。
JCでは計画⇒立案⇒実行⇒振り返り、このサイクルを大切にしております。
企業でよく言われるPDCAサイクルですね。
この前ある本を読みました。日本の製造業がなぜ世界で勝てなくなったのか。
それはこのPDCAサイクルのPlanにあまりにも重きを置きすぎ、DOの行動が遅すぎて社会のスピードに付いていってないのと、固定概念のままPlanをひたすら練っていても革新的なものができないというものでした。

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要は、Planは勿論大切だが、DO(行動)をしてみないと見えない世界があり、また行動してダメなら更なる検証を行いまた練って行動するといったサイクルを意識しないといけないということと捉えました。

なので、JCでも会社でもあまりにも時間を計画段階であーでもない、こーでもないと時間を費やすのではなく、色んなことに果敢に挑戦し易い環境づくりも大切であると感じます。

結局、何事も現場がすべてです。現場で動いている方が主役です。
その主役を会議室に閉じ込めるのではなく、どんどん外に出て色んな人と出会い、JCであり会社あり、どんな想いを持って活動しているのか、考えを伝播し、共感できた人と手を取り合い行動し、結果を残し、意識変革やファンをつくっていき、JCであり会社であり社会から必要とされることが大切なPOINTと思います。

本年度、JCのスローガンは「挑戦なくして変革なし」です。
残りの半年メンバー全員が色んなことに、挑戦することを心から期待と共に私自身も挑戦を忘れず過ごしたいと思います。

いつも長々とすいません笑。

2017年度公益社団法人高岡青年会議所
専務理事 花田 将司