2019年度体制の始動に当たって

第49代理事長
横田 誠二

昨年6月、臨時総会において会員の皆さまから公益社団法人高岡青年会議所の第49代理事長(予定者)として承認を頂いて以降、スローガンを含めた理事長所信の作成始め、役員選出及び配置等の組織づくり、各委員会の1年の活動の方向性を定める年間事業計画(いわゆる委員会方針)の作成など、2019年1月1日からの活動開始に向け、2018年の半分以上の期間を費やして準備に当たって来ました。

 この間、2018年度「専務理事」職に従事しながら、同時に2019年度理事長の職務に当たると共に、自身の仕事や地域活動にも邁進してきたところであり、多くの仕事を並行して実施することが求められる環境に身を置いたことで、これまで以上に成長出来たものと存じますが、そこには多くの方々のご理解とご協力、ご指導があったからこそであり、2019年の年頭に当たり、昨年、私個人と高岡青年会議所に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。

 さて、今ほどは昨年1年間でしたが、もう少し遡って社会に出てからの私自身の活動を振り返ってみますと、2003年春に高岡市役所に奉職して世に出てから約16年、2014年夏に青年会議所会員となってから約4年半間。気が付けば30代最後の年を迎えるところまで来ましたが、この間、両親や兄等の家族親族始め、地域の皆さまの格別のご高配を賜り、文字通り高岡のまちに育てて頂きました。こうした経験が、このかけがえのない素晴らしいまちを持続可能なものとし、より良い形で後世に引き継いでいかねばとの想いを抱かせ、そして行動へと私を駆り立てるものであり、その想いは今なお熱く燃え続けています。

 こうした中、いよいよ年明けを迎え、2019年度の公益社団法人高岡青年会議所が正式に始動しました。早速、今月12日(土)には、高岡市長始め政財界や報道機関、シニアクラブなど多くの来賓を招いて行った新年祝賀会において、本年は従来のまちづくり・ひとづくり・みらいづくりの三政策実践に加え、来るべき2020年の高岡JC創立50周年に向けて「運動方針を策定すること」、同年高岡JCが主管する「全国城下町シンポジウム高岡大会の準備を進めること」、そして青年会議所運動の原動力となる「会員拡大に取り組むこと」の3つを重点事業とし、特に力を入れて取り組んで行くことを宣言させて頂きました。(詳しくは、理事長所信をご覧ください)

 そしてまた、翌週19日(土)には、公益社団法人日本青年会議所第159回総会においてSDGs推進宣言が全会一致で採択され、「日本の青年会議所はSDGs達成に向けた運動を推進すること」となりました。ここで言う日本青年会議所の正会員とは高岡青年会議所を始めとする各地の青年会議所(各LOM)ですので、長期的な各LOMの共通的な事業項目としてSDGsの推進が採択されたということになります。加えて、1月17日付け外務省報道発表の通り、外務省は公益社団法人日本青年会議所との間で、「持続可能な開発目標(SDGs)推進におけるタイアップ宣言」に署名したところでもありますが、こうした一連の日本青年会議所の動きは、先に述べた私の社会に対する想いと合致するものですし、実態社会を見ても、私たちの住む高岡市を始めとする多くの自治体及び日本国が人口減や財政難にあえぎ、それが一因で高岡青年会議所の会員数が最盛期から大幅に減少していることが証明する通り、今時代は社会の持続可能性を意識し行動すべき時代ですので、本年は「SDGs推進」にも取り組みます。

 ただ、3政策において、例えば社会課題を解決するひとづくりや、次世代を担うみらいづくり(青少年の育成)、あるいは3重点事業において、次の時代を見据えた運動方針の策定や会員の拡大など、いずれも社会及び青年会議所が持続可能であるための活動と言えますので、「3政策+3重点事業+SDGs推進」と言うよりは、活動のベースにSDGsを置き、その実現を意識しながらそれぞれの活動を行っていくこととなります。

 以上、2019年度体制の始動に当たり、私たちが取り組む1年の活動の方向性を示しましたが、社会及び会員にとってより良い成果が得られるよう、半世紀に及ぶ歴史と伝統を有し、組織名の通り、明るい豊かな社会の実現を目指す「公益」団体の責任者としての強い自覚と責任を持ち、全身全霊で活動・運動に邁進しますので、地域の皆さま始め、高岡青年会議所シニアクラブの先輩諸兄、日本・北陸信越地区・富山ブロック協議会・各地青年会議所の同志、政治・行政、報道機関等々、関係の皆さまには私たち高岡青年会議所に対し、本年も変わらぬご厚情とご指導を賜りますよう心からお願い申し上げ、今回の「理事長ブログ」とします。  1年間、宜しくお願い致します。